2012年03月05日

ナッサーラを撤回された結果

ナッサーラ=チュバブ=白人

ベレバにフランスからナッサーラのお客様が来た。
毎年、ベレバにトラックいっぱいの自転車・ミシン・子供服・文房具などなど、
いろんなものを寄贈してくれる団体の訪問。

たくさんの贈り物をしてくれた御礼に、
ベレバで開かれた歓迎会。
市役所に立ち寄ったフランスからのお客様に招待され、参加することに。

折角だからと、久しぶりにヒールの靴を履いて、
仲良し産婦人科のマダムがプレゼントしてくれた、
高級バザン(染物)のワンピースを着て参加。

久しぶりのヒール。
履いた早々、足が痛い・・・
が、会う人会う人に「きれいね〜」って褒められるから、
サービスして、クルッとターンしてみせたりする。

そして、いつも私にごはんを作ってくれる揚げ菓子売りのママと記念写真。

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予定より3時間遅れでスタートした歓迎会。
デプゥテ?と聞いて、さっぱり単語が分からなかったけど、
フランスの国会議員?も来ているようだ。(歓迎会終了後、辞書で引いてみた)

IMGP1448.jpg

お祭りの時にはお決まりの、
バラフォンとタムタムの音楽に合わせて、
踊りまくる。

私も呼ばれて、踊りに参加。
かなり激しいボワバ族のダンス。
見よう見まねで覚えたダンスを披露してみる。

が、頭をガックガク振るから、
ちょっと油断すると、クラッときたり、首が痛くなる。
要注意のダンス。

しかーし、みんな容赦なく、
何度も私を躍らせる。。

まぁ、みんな喜んでくれたので、ヨシ◎

そしてめったにしないお洒落をしたので、
仲良しのみんなと写真をとりまくる。

IMGP1452.jpg

産婦人科の助産師の2人。
いつもふざけたり、冗談を言い合ったりしながら
楽しくお喋りする仲良し。
右の彼はイスラム教徒でお酒を一切飲まないんだけど、
無理やり飲ませようとしてみたり・・・ただの嫌がらせかしら?!

その後、マダムの家で夕方から行われる
ベレバ市内全学校と教育委員会の新年会のお手伝い。
炎天下の中、40羽の鶏を捌き、フライにし・・・

料理を会場に運んだところで退散しようとすると・・・
お手伝い命令が下る。。。

居酒屋の店員さんのごとく、働かされる。
しかも、みんなほろ酔いだから、
やれ飲み物がなくなった、
お皿を提げてくれと、
こき使いたい放題。

このーと思いつつも、とりあえず働く。

そして、ほろ酔いの皆様とチークダンス。

踊ろうよと捕まれる手を振りほどき、一旦家へ引き返し、お着替え。(まだ一張羅だったから♪)
子ども2人を自転車の後ろに乗せ、
お祭りの夜だけ現れる「白いマスク」を見に行く。

棒を片手に飛んだり跳ねたり周ったり・・・

日本で言うと、なまはげのようなものだろうか。

夜しか現れない、このマスク。
今回はフランスからのお客様用に少し早めの20時スタートだったが、
子どもにとってはもう眠たい時間。

とりあえず座れる椅子をゲットするものの、
私の膝で寝る子どもあり、
私の脛に頭をもたれて寝る子どもあり、
白いマスクにビビッて私の背中や腕にぴったりくっつく子どもあり、
(悪い子は追いかけられたり、棒で叩かれたりすると言われ、子どもにとっては怖いこのマスク。でも怖いもの見たさに皆集まる。)

夜更かしはいけない!!ということで、
21時過ぎに、初めて見た白のマスクに後ろ髪を引かれつつ、
子どもを再び自転車に乗せ自宅へ帰る。

帰り道、お腹を空かせた子どもと一緒にごはんを食べて、
日曜日にうちの掃除の手伝いをすることを約束し、バイバイする。

日曜日。。。

朝、自転車で20キロこいで教会に行こうっ!!と誘われていたが、起きれず・・・断念。
が、6時半過ぎに子どもに叩き起こされる。
でも悔しいから7時過ぎまで粘って寝るが、子どもの根性に負け、起床。

1週間分の洗濯、
家の掃除、
そしてもちろん子どもの相手。

そして、3時過ぎに友だちの家へ遊びに行く。
地酒を飲みながら、だらだら、ぺちゃくちゃ、
お喋り。

写真を撮ったマダムのお家でごはんを貰い、帰宅。

私の帰宅を玄関で待ち構える子どもたちを家に帰し、
落ち着く・・・

と、思いきや

カシャッ

勝手に子どもが入ってくる。
しばらく子どもの相手をし、ごはんを食べ、水浴びし、

今に至る。

「あやのはもうナッサーラじゃない」
と、ナッサーラを撤回されたお陰で、
ものすごくいろんなところでこき使われる・・・ような気がする。
いろんな子どもが容赦なく甘えてくる・・・ような気がする。

嵐の週末。
とりあえず、元気に生き延びた。
さて、今週は8日に国際女性の日が控えている。

今年もあの、不条理サッカーが開催される予定。
活躍できるように、体調を整えよう・・・
posted by trekko-ayano at 06:27| Comment(1) | La vie a Bereba | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月03日

原点に立ち返る

初めてアフリカの地を踏んだのが、
確か6年前。

そのとき持っていた、私の「アフリカ」のイメージは、

危険、病気、紛争、貧困・・・

そんなネガティブなイメージばかりだった。
でも、実際にガーナへ行って、そのイメージは変わった。

豊かな生活ではないにしろ、
人々の笑顔は、私のネガティブなイメージを
ポジティブなものに変えてくれた。

その後、1年弱過ごしたアメリカでも、
日本でも、

「アフリカ」

のイメージは、私が始めに持っていた、
そんなイメージと変わらなかった。

そんなみんなの持っている「アフリカ」を
少しでも変えられたら・・・そう思って始めたこのブログ。

確かに人々の生活は貧しい。
生活環境も、かなり不衛生。
何もかもが不便で、
そして、「死」と「生」が隣り合わせ。

確かに事実である。

でも・・・

そこに生きる人々の笑顔は、
決して彼らの人生に失望していない。
どんなに辛い状況に対面しても、
決して笑うことを忘れない彼らは、

ものすごく強い人たちだと思う。

1960年代、アフリカのたくさんの国が独立し、
多くの「先進国」がアフリカの自立を援助した。

たくさんの人と、たくさんのお金が、
アフリカに流れ、そして消えていった。

独立したあの当初から、ベレバの生活は変わったか。

小さな生活の変化はあるだろう。
でも、生活環境の変化は、決して大きくない。

「いつもの生活」がずっと続いている。

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ここで生活して、ずっと心の奥底に感じていたこと。

「何で、援助はされているはずなのに、生活が変わらないのか」

それは、きっと援助が彼らに自信を与えていないからではないか。

彼らは言う。
「貧しいから、お金がないから何も出来ない」と。

そんな彼らに必要なものは、物よりもお金よりも、
「自信」なのではないかと、
ここに来て、そう思った。

日本=先進国
ブルキナ=発展途上国

こういう図式に当てはめて物事を考えがちだけど、
先進国だろうと、発展途上国だろうと、
そこに生きているのは同じ人間。

先進国の人だからすごい訳でも、発展途上国の人だからナマケモノな訳でもない。

今ここに必要なのは、「対等の相手」。
自分と対等な相手として接したり、ビジネスをすることが、
きっとブルキナベに自信を与えてくれる。

「自分たちにもできる」と。

私に出来ることは、小さな自信の種を蒔くこと。

今まで何度も裏切られ、傷つけられ、自信と自立の芽を摘まれた
そんな場所に、再び自信の芽がでるのには時間がかかるかもしれない。

毎日毎日、小さな自信の種を蒔き続ける。
自分たちでは気がつかないほどの、
小さな芽に、辛抱強く水をやり、肥料をやる。
「早く大きくな〜れ」と言うように、
「できるんだよー」と後押しする。

アフリカは野蛮なところでも、危険なところでもない。
遠いところではない。

そう伝えたくて書き始めたこのブログ。
こんなことを書かなくても、読み手に伝わるような、
そんな文章力があれば、こんなの書く必要はないのかもしれない。

ただ、言わなければ相手に伝わらない。

そう思うから、書いてみた。
あなたなら、どう自信の種を蒔き、育てるだろう。

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posted by trekko-ayano at 08:51| Comment(1) | La vie a Bereba | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月25日

育ってきた環境

育ってきた環境が違うから〜♪

そんな歌を聴いて、思い出した幼き頃。
黒柳徹子さんの「小さなころ考えていたこと」を呼んで思い出した小さな頃。

IMGP0999.jpg

といっても、私の小さいときの記憶はあまり残っていない。
記憶の容量が少ないのかもしれないけど、
特にいやな記憶に囲まれていた記憶もないけど、
あまり覚えていない。。

ただ、私が小学生だったこと、大好きだったこと。
それは「大人の飲み会についていく事」

毎年、運動会のあとに行われる、恒例の打ち上げ。
いつも真面目そうな先生たちが、赤い顔で楽しそうに親と話をしているのを見ることや、
遅くまで遊んでいても怒られないことやら、
大人たちが楽しそうに話しているのを見ているのが、
何だか好きだった。

小さな頃、人の家でごはんをご馳走になるのが好きだったこと。
友だちと遊んでいる間に、いい匂いがしてくる。
「ごはん、食べていく?」って言われることが好きだった。

私が育ったのは、南総と呼ばれる片田舎。

「会った人には挨拶するように」と学校で教わって、
通学路ですれ違う、知らないおばさんにも挨拶するような、そんな田舎。

大学生になって、教育実習のために実家に戻ったときも、
大したものを食べていないのでは・・・と心配したご近所さんに夕食をご馳走してもらったり、
一緒に教育実習をしていた同期が、
夜ご飯を持ってきてくれたり、そんな田舎。

自分の両親だけでなく、いろんな人に育ててもらった。
今思い返すと、そう思う。

大人が飲み会をしている間は、大きな子どもが小さな子どもの面倒をみたりするのも、
当たり前の光景だったように思う。


ベレバに来て、最初のころは
「何でちっとも顔を出してくれないのよ?」
と怒られたり、
仕事のあとに顔を出すのが億劫でほっておいたら、
心配して電話がかかってきたり。。

人との距離感が掴めなくて、戸惑ったり、
えーっと思うことも少なくなかったけど、


私が心がけていたことは、ただ3つ。

「いつも笑顔」
「人を好きになる」
「人の悪口は言わない」

小さな頃からの経験で、

「私の好きな人は、私のことも好き」(ってただの自信過剰?!)なものだと、
そう思っていた。

どんなに辛いときでも、
笑顔でいれば、いつの間にか元気になる。

人とは違うところがあって当たり前。
違うからって、悪口を言ったところで解決することは何一つない。

そんな簡単な3つのことだけ。
小学生みたい・・・

でも、そうやって人と接する中で、
外国人だった私と、村人との距離も近づいた。
村のみんなが私の家族のように思える。

小さい頃、たくさんの大人に育てられた、そんな経験が、
きっと今にも生きているんだろう。

人との距離が近いことにも、
あまり抵抗なく、馴染めたんだと思う。

一人で居る時間が必要なときもある。
ゆっくり本を読んでのんびりしたいときもある。

でも、そんなこと、日本に帰ったら、
あと何十年もできること。
今しか出来ないことをやることの方が、
私は何倍も価値のあることだと思う。

確かに、「〜頂戴よ」って言われたり、
お金をせびられたり、
嫌だなって思うこともあるけれど、

嫌なことも、適当に冗談で面白おかしく返せば、
それだけで嫌なことじゃなくなる。

ちょっと機転を帰るだけで、マイナスな気持ちからプラスの気持ちに変わる。

人と人との距離が遠くなりつつある、日本。
やっぱり、慣れない、人と人との距離感をつかむのには
時間がかかるのかもしれない。

ただ、一歩近づく、少しの勇気があれば、
それだけで、目に見える世界が、
大きく変わる。

そう思った。

今日、村議員の定例会議があって、参加した。
11時前から15時過ぎまで。
お昼も食べずに、昼寝もせずに・・・

待って待って、定例会議の最後に、市長から少しの時間をもらって、
井戸管理組合の立ち上げの話をした。


衛生的な水をみんながきちんと使うために、
衛生の啓発活動がしたい。
大人はちょっとくらい汚い水を飲んでも平気だけど、
子どもを病気から守るために。

現地語がぺらぺらに話せる訳ではないから、手伝ってほしい。
自分たちで発展する、そのために必要なことだから。
私のできることは、あと4ヶ月で全部やりたいから、
協力してください。お願いします。


そう話した。
人前で話すのは、やっぱり緊張する。
80人近くいる人たちの前で、つたないフランス語で、ちゃんと言いたいことが伝わるか、
本当に心配だった。

その瞬間、
暖かな、そして大きな拍手私を包んだ。

「大事なことだからね、協力するよ」

と言ってくれた村議員たち。
緊張から解かれたのと、嬉しい気持ちが混ざって、
ドキドキする心臓とともに、目頭が少しだけ、

熱くなった。

「プライベート」と呼ばれるものを投げ打って、
今まで築いてきた人との関係。

職場も、年齢も、性別も、
全く違う人たちが、一緒に動こうとしている。
小さなアフリカの村の発展に向けて。

うまくいくかはわからない。
村人たちの頑張り次第だろう。
でも、今このタイミングなら、村人と一緒に頑張れる。

そう思った瞬間だった。

土を耕して、肥料をまいて、種を蒔き、豊作を祈る。。
そうして丹精こめて耕した畑から、
小さな小さな芽が出た瞬間。

後ろ髪のない女神が私の前を走り去る前に。
今、女神の手をとろう。

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posted by trekko-ayano at 08:40| Comment(2) | La vie a Bereba | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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